スーリールはNPO法人(特定非営利活動法人)です。
NPOとは「Non-Profit Organization」のことです。社会貢献活動を行い、団体の構成員(一般的にいう株主や社員・会社員のような個人)に対し、収益を分配することを目的としない団体のことです(要するに目的は社会貢献活動)。
収益を目的とする事業を行うこと自体は認められますが、事業で得た収益は、次の社会貢献活動に再度あてていくことになります。
NPOの中でも、特定非営利活動促進法に基づき法人格(個人以外で権利や義務の主体となり得るもの:会社のような組織)を取得した法人を「特定非営利活動法人(NPO法人)」といいます。
NPOは法人格の有無を問わず、様々な分野(福祉、教育・文化、まちづくり、環境、国際協力など)で、社会の多様化したニーズに応える重要な役割を果たしています。
上記で説明した通り特定非営利活動法人(NPO法人)は、特定非営利活動促進法に基づき法人格を取得した法人です。
法人格を持つことによって、法人の名の下に取引等を行うことができるようになり、団体名義での契約締結や土地の登記など、団体がいわゆる「権利能力の主体」となり、団体自身の名義において権利義務の関係を処理することができるようになります。
特定非営利活動法人(NPO法人)を設立するためには、所轄庁に申請をして設立の「認証」を受けることが必要です。認証後、登記することにより法人として成立することになります。また、関係部局だけではなく、透明性を保つため行政による情報公開が行われ、一般市民からも監視・評価を受け、健全な運営を行うよう求められています。
内閣府NPOホームページにて特定非営利活動法人SOURIREの情報も公開されています(毎年更新)。
広島市のホームページでスーリール・ふるーるの紹介をいただきました。
「広島市ホームページ > 令和2年11月1日号トップページ > 区版 > 南区 > 障害者就労施設を紹介します!」
少し古い記事ですが、この記事と同じ作業を現在も行っています。
就労継続支援B型事業所は、通常の事業所に雇用されることが困難な障害者へ、就労の機会を提供する事業所(作業所)のことです。生産活動を通じて、障害者自身の知識・能力を向上させ、就業に向けた訓練を行います。
雇用契約を結び利用する「A型」と、雇用契約を結ばないで利用する「B型」の2種類があることは「home」でも述べました。
就労継続支援は、障害者総合支援法に基づく障害福祉サービスの一つです。一般企業などで働くことが困難な場合に、障害や体調にあわせて自分のペースで働く準備をしたり、就労訓練を行ったりすることができます。
広島市の場合は、障害者自立支援協議会があり、主な活動は、
・障害福祉減免制度
・相談窓口
・障害者支援
・障害児支援
・医療的ケア児支援
・福祉用具
・事業者(就労継続支援など)への支援
です。
広島市南区の就労支援施設(例)
上記URL(広島市)に記載してある施設は、
障害が重いなどの理由ですぐには一般企業で就労することが困難な人が働く施設です(雇用契約を伴いません)。
・NPO法人トムハウス トムハウス(就労継続支援B型)
・NPO法人SOURIRE(スーリール)ふるーる(就労継続支援B型)
障害のある人に創作的活動や生産活動の機会を提供し、社会との交流を促進する施設です。
・NPO法人ミルキーハウス ミルキーハウス(地域活動支援センターⅢ型)
・NPO法人みどり みどり作業所・元気工房やる気まんまん(地域活動支援センターⅢ型)
・社会福祉法人光の園 広島マック作業所(地域活動支援センターⅢ型)
が、掲載されています。
具体的な施設を比較してみると障害者福祉の位置づけを理解し易いため、ほか施設も紹介させていただきました。